2010年 05月 26日
2010年5月26日 狭山丘陵便り
ツマキチョウはそろそろ蛹になっているかな?雨の降り出す前に行ってみた。

毎年のことでそろそろだろうとは思っていたが、やはり・・・(T T)。
今までツマキチョウやスジグロシロチョウの幼虫を撮ろうなどと考えなかったのであまり気にもしなかったが・・・。

先週撮影したツマキチョウ幼虫がいたアブラナは、付近一面にあったアブラナと共にすっかり刈り取られ、正真正銘の荒れ地になっていた。
アブラナが満開の頃(2008年4月29日撮影)
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公園管理の問題なので、どうしようもないのだろうが、一部残すとかすれば蝶の数も増えるだろうに。

仕方ないので、落ちているアブラナの茎を探すと、実を食べているスジグロシロチョウの幼虫を3頭みつけた。

霧雨が強くなってきたので帰ろうとすると、駐車場内に立派なアブラナが群落を作っている。
少し覗いてみると、いるいる、スジグロシロチョウの幼虫だ。10頭ほど見つけた。
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Canon EOS 40D 絞り優先AE Tv1/40 Av5.6 露出補正-2/3 ISO200 EF100mm f/2.8L Macro IS USM 内蔵ストロボ発光


アブラナはすべて実になっているのだが、一つだけ黄色い花を付けている。と思って見ると、寄生された幼虫だった。
アオムシコマユバチ(注)に寄生されたスジグロシロチョウの幼虫。
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Canon EOS 40D 絞り優先AE Tv1/40 Av5.6 露出補正-2/3 ISO200 EF100mm f/2.8L Macro IS USM 内蔵ストロボ発光
花に見えたのは、幼虫の体を食い破って出てきたハチの繭だ。
(注)小学校の時にモンシロチョウの幼虫に寄生するハチとして、アオムシコマユバチを教わったので、これもそうだろうということで、そうしてあります。寄生主にはハチやハエもいます。

もう少し探すと、寄生された幼虫は2頭追加された。

ほかには、ツマキチョウの幼虫も確認出来、アブラナの実の中の種まで食べているところを撮影出来た。
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Canon EOS 40D 絞り優先AE Tv1/125 Av5.6 露出補正-2 ISO200 EF100mm f/2.8L Macro IS USM 内蔵ストロボ発光

この場所も草刈りをされる可能性があるので、ツマキチョウの蛹を撮影するために、幼虫は持ち帰った。
THEEND

by ainomidori443zeph | 2010-05-26 17:54 | 狭山丘陵 | Trackback | Comments(2)
Commented by himeoo27 at 2010-05-26 20:59
シロチョウ類の幼虫は、良く葉や茎に擬態しているので私はまだモンシロチョウ以外見つけたことがありません。
コツがあるのでしょうが、上手く見つけられるものと感心いたします。
Commented by 愛野緑 at 2010-05-27 22:58 x
コツは何でしょうか?飽きずに眺めることでしょうか。
実際に居るところを見て、慣れると自然に見つけられるようになりますよ。


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