2007年 12月 20日
2007年12月18日 狭山丘陵便り ウラゴマ卵
天気が良くても気温が低く、午前中の一時しか暖かくならない。昼過ぎにはすぐ日差しが斜めになりあっという間に夕方になってしまう。

そんなわけで、この日、久しぶりにフィールドに出られた。

この寒さが平年並みなのだろうが、さすがに今年は昨年のようにテングチョウなども見られない。

夏に観察したウラゴマダラシジミの卵を見に行くと、なんと、イボタが剪定されてしまっている。里山の手入れをしているのでいつかはこうなるのではと思っていたが、秋口までは伸び放題の枝で、産み付けられた卵も無事だったのだが・・・。

すっかり枝数が少なくなっていて、卵を保護しておけばと悔やまれる。
少しでも残っていないか調べてみた。周りのヤブもすっかり無くなり、卵を探すには好都合だった。すると、辛うじて3卵塊を親指ほどの太さの幹から発見できた。

1卵は寄生されていて穴が開いている。
ウラゴマダラシジミ卵 (トリミング)  瑞穂町
2007年12月18日 狭山丘陵便り ウラゴマ卵_c0048196_23485874.jpg

EOS 40D 1/80  F5.0 ISO200 EF100mm f/2.8 Macro USM ライブビュー撮影

このあと、コミスジの越冬幼虫も探してみたが見つかるはずもなく、今年最後と思われる蝶探しは幕を閉じた。

少し早いですが、来年もよろしくお願い致しまチュ~!

by ainomidori443zeph | 2007-12-20 23:55 | 狭山丘陵 | Trackback | Comments(6)
Commented by fanseab at 2007-12-22 19:51
いつも卵を綺麗に撮影されていて感心します。
ウラゴのは独特な形状で、小生のような素人にも分かっていいです
(^-^) 今冬はミズイロオナガとかウラゴでも探してみようかしらん。
Commented by maeda@仕事 at 2007-12-24 09:46 x
馴染みのポイントが潰されると寂しく感じますね。
時々見に行くので愛着もあるし。
残った環境で世代交代してくれると良いですね。
Commented by chochoensis at 2007-12-24 20:25
愛野緑さん、あらあら・・・そちらでも開発で消滅ですか・・・こちらではポイントが住宅になり消滅しました・・・いずこも同じですね。でも残った卵が子孫を殖やしてくれますように・・・。
Commented by 愛野緑 at 2007-12-25 00:31 x
fanseabさん、遅くなってしまいましたが、ありがとうございます。
ようやく今日で最繁忙期は過ぎました。

この卵の写真は意外と上手くいきました。
ライブビューで撮影すると、ピントがシビアに確認できて便利です。

ウラゴマの卵は当たりはずれの年が有るような気がします。今年はチャンスかも?
Commented by 愛野緑 at 2007-12-25 00:38 x
maedaさん、
狭山丘陵全域で「里山復活」みたいなことになっているようで、萌芽更新や下草狩りが行われています。
ポイントのイボタは遊歩道脇に有るので下草狩りの一環でサッパリカットされたようです。
こういう場所は蝶の好むポイントなので避けて欲しいですが、昔から里山として行われてきていることだと思うので、私自身はあまり深刻には受け止めておりません。
これからも生きながらえていくと思います。
Commented by 愛野緑 at 2007-12-25 00:42 x
chochoensisさん、
このあたりは幸いに宅地になる場所ではなさそうなので、細々でも生きていくことでしょう。
手入れをする時は蝶の食草や食樹は残しておいて欲しいですね。


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